サヴァンナの詩

『日』




探して 探して
もう何年経ったのだろう
真暗闇な世界はやさしい
そしていつも残酷だ

探して 探して
見つけたと思ったものは
指の間からすべり落ちていく
それはいつも突然だ

胸に落ちた滴の波紋は
皮膚に届く頃には
ただひたすらに激しい
激しい濁流だ

いつから何を探していたのだろう
世界に何を求めてきたのだろう

いつから何を探していたのだろう
その正体を探して
探して 探して

終わらない夜を征くんだ
不条理な地に立って

それでも征くんだ
終わらない夜にその理由を
探して 探して




あとがき

今を生きるって大変だと思います。

初めましてサヴァンナ。
探し物が見つかるといいね。



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